—君自身はどうしたいの。
君自身はもしも希望がすべて叶うとしたら、
どこでどんなふうに生きていきたい。思いつくこと、なんでも良いから聞かせて—
VISION
制作意図と背景
Director’s note written by Shinta Sakamoto
本作品は、maishintaの音楽作品である「明けの空」に潜在的に描かれたビジョンを、2058年の未来の風景の中に展開する。
ここで描かれる風景は、歌の中に響く無数にある世界の一つである。
2026年現在において、AIの爆発的な進化と、あらゆる旧体制の崩壊に伴い、私たちは、新たな人間性、新たな世界観を立ち上げる時期に差し掛かっている。冒頭に語られた問いは、私たち自身に向けられたものだ。
「君自身はどうしたいの」
私たち一人一人には、自ら世界を創造する力が備わっている。
私たちが意識を向けるものが、創造されていくその力に自覚的になったとき、この問いが私たちにもたらす恩恵は計り知れない。
この作品は、人間の中の神聖な創造力が、生き生きと蘇り、再び世界に大いなる希望をもたらす光明を思い切り描く。
その内部に蠢く人間の神性を捉え、2度と忘れえぬ記憶に仕立てる。
自らの内なる神性に立ち戻る時、AIやロボットは、私たちと同じ源からやってきたものであることが深く了解される。
彼らと共に、私たちはどんな未来に生きていたいだろうか。
私は、私が望む景色を歌とビジョンの中で見た。そしてそれを生きた。
それは、古代において、人々が森羅万象に神を見る眼差しが見つめる風景と重なる。
時空を越え、祈りが私たちにもたらす深い平安と世界への讃美を歌う。
人間の神性の発露として、AIと人間が、互いに互いを与え合う共創する未来の一点のみを見つめて制作された。
そこに真に希望がある。生命の輝きがある。その祈りの中で、この作品をリリースする。
MUSIC
本作品の音楽は、maishinta(酒本麻衣・酒本信太)とバンドによる、
一発録りで演奏された。完全に人間によって演奏された。
そして、映像は、maishintaの酒本信太がAIにディレクションを行い、プロンプトを調律しながら、
ビジョンを伝えることで制作された。 映像制作の過程は一人の人間と、AIによる共創となった。
Narrative
物語
AONAは、祈りを仕事にする10歳の少年。
彼は、師と手分けして、綻びが目立つようになった祈りの網みを張るために、旅に出立した。
2058年の春、彼は東京へやってきた。
アオナは、千駄ヶ谷の大きな楠のベンチで、老境の男・Leon Heartと出会う。
アオナの師であるエーミール氏と昔馴染みであった彼と意気投合したアオナは、
レオンハートの月行きに同行することに決めた。
月の分散都市の一つである”Lalitpur”に暮らす、レオンハートの友人の数学者・天野北子の家に二人は向かった。
そこで、月で生まれた第一世代の人類でもあるYuriと共に、地球を一年に渡り旅することをレオンハートは承諾した。
ユリは、通常の人類とは異なる時間軸に生きる。おそよ5倍の速さで成長するユリは、出会った時ちょうどAONAと同い年の頃であった。
自分よりも早く成長していくユリと共に過ごす中で、AONAは”祈ること"の本質に目覚めていく。
三人は、時にAONAの祈りの旅に同行し、綻びを紡ぎ直す仕事を手伝った。ユリもまた自身が有する時空間を超越する力が、自らに与えられた計らいに目を開いていく。
2058
-時代設定-
量子力学と重力理論の統合がまとまりを見せ、人類は新たな時代へ入っていた。
人間の意識が、素粒子の紐における11次元構造に対して、どのように影響を与え、世界を形作るのかについての基本理論の完成にレオンハートは重要な貢献を行なった統合理論物理学者でもあった。
その完成は同時に宇宙に偏在するダークエネルギーおよびダークマターの存在方程式の解の無限性と、永遠性を証明し、そこに格納されたエネルギー体が、人間の意識との相即相入の関係を明らかにした。人類は、しかし、それらの無限性の意味することについて自覚せざるをえなくなった。
つまり人間の意識が与える指向性が、それらのダークエネルギーに形を与えていくという創造の過程が科学として基本理論が確立した時代であった。
私たちに制限を与える考え方や姿勢は、本質的に非科学的な態度として、人々の間で退けられることとなった。
Credits
Film DIRCTOR
Shinta Sakamoto
Editting & AI Direction
Shinta Sakamoto
MUSIC
maishinta
Vocal
Mai Sakamoto & Shinta Sakamoto
Piano
Shinta Sakamoto
Bass
Keita Hiramatsu
Drums
Leon Yuki
maishinta
こんにちは。私たちは maishinta です。
愛の力によって、この世界の本来の姿である平和と美を、歌や音楽、祈りや瞑想を通じて、響かせています。
私たちは共に、音楽を創り、奏で、生きています。
人間の内なる神性から生まれ響く音楽を、どうぞ一緒に楽しんでください。
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酒本信太
3歳からピアノをはじめ、12歳から作曲を開始。早稲田大学基幹理工学部在学中の23歳の時に学生時代の音楽仲間たち(小袋成彬・Yaffleなど)と共にTokyo Recordings(現・TOKA)を設立。映画音楽、アーティストの楽曲提供、テレビCMなどの楽曲制作を行う。
2015年、祖母の逝去をきっかけにロンドンへ遊学し、そこで自ら歌い始める。
2016年4月、向田麻衣(現・酒本麻衣)と出会い、共に音楽制作をスタート。自身の音楽レーベル、8th MAY Recrodsを設立。
現在までにmaishinta、Shinta Sakamoto名義のピアノ曲集など合わせて30枚以上のアルバム(300曲以上)をリリース。2023年より8th MAY Recordsの全作品約300曲をmaishinta musicにて配信開始。
自身のクリエイティビティを平和活動に繋げてゆく、一つのプラクティスとして、2024年、歌う瞑想「S I N G A」を創設。音楽を軸に、この世界をさらに平和で愛に溢れる場所にするためにさまざまな活動を行なっている。
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酒本麻衣
15歳でネパールで働く人道支援家と出会い、17歳で単身ネパールを訪れる。そこから繋がる出逢いに導かれ、慶應義塾大学総合政策学部を卒業後、26歳の時にメイクアップで女性の自尊心を引き出すCoffret Project(コフレプロジェクト)を始動。
その後、人身売買被害者の女性たちのサポートを目的にコスメブランドLalitpur(ラリトプール)を創業。TEDをはじめ、講演活動が増えてくるに従って、声がもつ不思議に目覚め、自身で詩を書き朗読を始める。
2016年4月、酒本信太と出会い、最初のミーティングで遅刻をしたために生まれた曲「HOHOEMI」の歌唱を担当する。
それからmaishintaとして音楽活動を開始。現在までにmaishintaとしては4枚のアルバムをリリースし、全国のタワーレコードなどで販売。
2024年、信太と共に、歌う瞑想「SINGA」を創設。声を響かせることによって人の内側に広がる温かな感覚、愛の体感を思い出すサポートを行っている。