White Paper of SINGA
wisdom / narrative / vision
全体目次:
献歌「久遠」
SINGAの概要
Chapter 1 - 現代の瞑想法としてのSINGA
Mai’s Essay 「S I N G A 歌う瞑想 −誕生の背景−」
Chapter 2 - ”問題"と呼ばれるものへの根源的なアプローチとして
Chapter 3 - 繰り返される日常”から、”一新され続ける日常"を生きる
コラム「いくつかの視点から / 音楽、瞑想、科学、日本文化、意識」
Chapter 4 - 母音を響かせる 「意味の世界から無意味の世界へ」
Chaper 5 - 真我・悟り・マインドフルネス
Mai’s Essay - 日記 結び目
Chapter 6 - 透明な涙・創造性
Chapter 7 - 創造的に生きるとは誰でもない人として生きること
献歌
久遠
Theme song for SINGA
真我の景色を、この歌と音楽の響きに、結晶化しました。
-
天を仰ぐ
風をつかまえて
胸を空っぽに
手を開いて
久遠を抱いて
迎えに行くのさ
私のかけらを崖にたちて
岩になりて
砂は乾き
息は絶えた谷底に
横たわる君の
骸の瞳に
吸い込まれて
蒼穹は弓形に
凛として弦を張る
爪弾くその指は
天のオルガン心臓の真ん中に
聳え立つ伽藍堂
漠として無常の
王の祠雲海にしずむ
彼の後ろ姿
数多の神々の
祈りを背に
青き龍の
懐に抱かれ
神代の言の葉
伝えうたう我を通し
響き渡るものよ
遍く三千世界を
照らす海と
空の
淡いにとけた
明けの星は
私に飛び込み
夜は明けた真実の
理の鏡は
内なる故郷の
苔となる
“久遠”は、SINGA の全体を貫くテーマ曲。真我を生きる全ての存在の歩みを讃える。
SINGA Founder 酒本信太によって作詞・作曲・演奏・録音された。
この曲を聴くとき、詩にも出てくるのですが、手を開いて、全て握りしめていたものを放して、自らを真我に調律するということを意図して、じっくりと味わって聞いてみてください。
About SINGA
「 S I N G A - 歌う瞑想 - 」は、声と音を使った瞑想法です。
自分自身の神聖さと繋がり、真我の体験を促します。
生命本来のポテンシャルの呼び起こし、人間が持つ本来の在り方が開花していく、具体的な知恵と方法です。
Core of SINGA
SINGAの核となるのは、音楽に乗って声を出すというプラクティスです。
音楽に乗って、身体を揺らし母音を発声していくことで、全身の緊張を緩め、同時に思考過多に陥った脳内環境(モンキーマインド・自動思考等)を鎮めていきます。
明確化された意図を持って、プラクティスを行うことで、あなたの存在状態が整い、平和的、創造的な心身の状態が、自ずと立ち現れてきます。
もともとは、SINGA Founderである酒本信太と酒本麻衣の二人が音楽制作の際に、深く自分自身にダイブするための日常的なプラクティスとして、2018年から7年に渡り実践してきました。
その後、作品制作という枠組みを超えて、内なる平和を生きることの豊かさを具体的な知恵と方法を持って、万人に開かれた形で伝えていきたいという願いの元、この「S I N G A」は生まれました。
3 MOVEMENT
SINGAの三つの智慧
1.ゆらゆら
S I N G Aに入る前に誘導運動 “ゆらゆら”を行います。
自発動・不随意運動と呼ばれる身体の無意識の動きを誘発します。最初は、意図的に身体を揺らしながら、身体の心地よさにフォーカスし、身体を伸ばしたり、ゆすったり、さすったりしていきます。動作を続けると、あくび・涙・鼻水が出たりと、身体が反応を始めます。さらに、「こうやって動かそう!」と思う前に、身体が勝手に動き始め、普段しないようなヘンテコな動きなども現れます。
この動きに委ねていくことで、身体の本来の調整機能が発動していきます。
身体から上がってくる感覚に開かれた状態で、声を出すパートへと移行します。
2.SINGA
音楽にのって、身体を揺らしながら、「ん」の発声から始まり、日本語の母音である「う・お・あ・え・い」を発声していきます。
母音という意味のない音を発声し続けることで、意味の世界から、無意味の世界へと踏み込んでいきます。
分別意識優位から、創造・統合の意識状態へと移行していきます。
そして、この普段の分別意識(過去の反復された思考・感情によって強固になっている自分というアイデンティ)から、解き放たれると、内側から湧いてくる無分別の生命の力が溢れ出していきます。
この溢れ出しによって、私たちは、自分自身に本来備わっている自然治癒力や、創造性・才能が表出していくことが狙いです。
3. 空白
「空白」では、音楽に乗って母音を発声し続けた後のぽかんとした瞬間に浸っていきます。
この自我が澄み切った、深い瞑想状態における真我の感覚に至ると、生命本来の治癒力、古い信念体系の書き換えが発動し、創造的なアイデアも抵抗なく現れやすくなります。
また身体感覚としても軽やかさ、自由が生じ、あなたは以前の「自分」という感覚を忘れ、一新されたフレッシュな自分自身を感じるのです。
これは、新しい自分になるというよりは、よりあるがままなあなたに出会い直すということであり、新しくも懐かしいという感覚があります。
その結果、自らの思考や思い込み・習慣によって制限をかけていた才能や能力が開花しやすい平和・創造的な心身環境が醸成され、生命や世界とのつながりを感じながら、安心・喜びを元とした人生が開かれていくのです。